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MoclogのオフログVol.44【スラムダンクの好きなシーンを振り返るSEASON5】

本日もぬるっと始まります、オフログです。

早いものでSEASON5となりましたが、今日も楽しくスラムダンクの好きなシーンを振り返る」を始めたいと思います。今日はとある監督集となりますので、よろしくお願いします。

「ゆっくりでもいい!!自分の力でやり遂げろ!!」

陵南高校のキャプテン魚住がまだ1年生だった頃、練習について行くことが出来ずチームメイトの池上に手を貸して貰いそうになった際、監督の田岡茂一が魚住に言ったセリフです。

作品の本編では陵南高校のキャプテンとして、チームの精神的支柱の地位を確立している魚住ですが、入学当初はチームメイトから「とんだ期待の新人」と言われる程の実力しかありませんでした。実際、練習中にも田岡に対して「もう辞めます…!!」と、心が折れかけている時期もありました。ここから逆算して、今の魚住の成長を促したとすれば、それだけで田岡が人の心を掴むことが上手い監督であるかが分かる気がします。高校生という多感な時期であることに加え、周囲から期待されていたとあれば、余計に周りの声が気になって仕方がないと思います。その中でこの田岡の言葉は「自分自身と向き合うこと」を問いかけているように感じます。

魚住は周りからの言葉、視線などから、ここが自分の限界なのではないかと考えています。言い方を変えれば、自分の限界を決めつけていたようにも思います。恐らく田岡はこういった魚住の心境を察した上で、自分自身と向き合う必要性に目を向けさせようとしたのではないでしょうか。当然、長年監督としてのキャリアを歩んできた(陵南高校だけで10年)田岡は、魚住のポテンシャルを見抜いていたのかもしれません。ただ、そのアプローチの仕方次第では、魚住の心を動かすことは出来なかったと思います。今の魚住に足りないもの、そして、今の魚住が持っているもの。そこをしっかりと示してあげていますし、厳しさの中に選手に対する愛情を感じるシーンでした。

「敗因はこの私!!陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」

スラムダンクを読まれていない方でも聞いたことがあるかもしれない、有名なセリフですね。この振り返りシリーズでも必ず取り上げようと思っておりました(タイミングが早かったかもしれませんが、書きたい気持ちを抑えられませんでした)。全国大会をかけた神奈川県大会決勝リーグ、湘北高校陵南高校ともに1勝1敗。勝者が全国大会への切符を手にする直接対決にて湘北高校が勝利し、惜しくも敗れた陵南の田岡監督試合後のインタビューで口にした言葉です。マンガの内容や背景を知らなくとも、「スポーツマンガの監督のセリフ」と言われただけで監督の鑑だとも感じられるようなセリフですよね。実際に試合では田岡監督曰く、「最後の方は9割方ウチ(陵南)の思惑通りだった」と語っているように、湘北についてもしっかりと研究し、対策を練って試合に臨むなど、監督としての手腕の高さも伺えますし、前年度も神奈川県大会ベスト4の成績を収めていることからも、監督としての力は相当なものであると思います。そんな田岡監督の唯一計算違い、先程の残りの1割が桜木、そして小暮の存在でした。「桜木は危険な素人、小暮は層のうすいベンチ要因として」と田岡は語っていましたが、むしろスカウティングをしっかりと行っていればいるほど、そのように感じてもおかしくはないと思います。しかし、そこは自分に非があるとしっかり認めていますし、その上で選手の頑張りに胸を張っている姿は、男としても惚れてしまいます。自分のチームを擁護することとはまた違った印象を受けますよね。このような監督だったら、自分も付いて行きたいと感じた方もいたのではないでしょうか。

少し話は逸れますが、私の小学生時代のミニバスケットボールチームの監督はいつも、「僅差で負けた試合は全て、監督の責任」と小学生に対して本気で言っていました。当時はそこまで深く考えたりはしませんでしたが、今思えば、あの言葉にとても力を貰い、背中を押して貰っていたと感じていますし、だからこそチーム全員が監督のことを信じていました。自分の想いや考えを向き合って言葉にしてくれるということは、それだけで人の心を動かすものなのかもしれません。ちなみに、その監督はかなりの負けず嫌い(というかどうしても勝ちたいチームがあった)で、同じチームに3か4週連続で練習試合を申し込み、毎週のように試合をしていました(予定表が毎週変わり、日曜練習試合○○に修正)。最後に私たちが勝利したら、当たり前のように勝ち逃げをして、その後そのチームと練習試合をすることがなかったというのは、良い思い出です。

最後に話が脱線してしまいましたが、田岡監督は人としての人望も厚い、素晴らしい監督であるとともに、人格者でもあると感じます。監督と選手が同じ目標を見ることが出来る。これは簡単なようで、意外と難しいことですよね。田岡監督の魅力はどこか、大人になってから気付かされる、そのような気がしてなりません。あぁ、スラムダンク、最高。

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スラムダンクの好きなシーンを振り返るまとめ

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