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MoclogのオフログVol.27 【0から1へ。やるか、やらないか】

本日もぬるっと始まります、オフログです。

ぬるっと始まる割に、(たまには私的に)真面目な内容を書いております(やれば出来る子←こういうところ)。

先日、久しぶりに大学時代の友人と会いました。お互い社会に出ると、なかなか予定を合わすことも難しくなり、最後に会った日から自然と月日が経ってしまいますが、会えば学生時代のノリや空気にすぐ戻れるのは、幾つになっても不思議なものです。また、お互いの仕事の話や近況報告を聞くと刺激を貰え、自分ももっと頑張ろうと、いつも以上に素直に思えたりします。今回久しぶりに会った友人は、現在実写版の映画が公開されている人気アニメの解説ナレーションを始め、有名なケータイアプリ(ゲーム)のCMのナレーション、海外映画の吹き替えなど、声優の仕事をメインに活動し、時には演者として、舞台などにも出ています。話を聞いていて驚いたのが、声優のスクール(?)では発声練習はもちろんですが、身体を動かす時間も多くあり、殺陣なども行うのだそうです。お酒も入っていたこともあり、詳しくは聞いていない(正:覚えていない)のですが、どこか声優業に通ずるところがあるということなのでしょう(たぶん理由を長々と言っていました)。声優関連の話では、実際に今使用している台本を見せてもらいました。後にも先にも台本を手にすることはないと思いますし、今後の人生でも、台本をめくることはもうないと思います。(お見せ出来ませんが)思わず写真をパシャリ。「NEW CROWN」(中学校で使用していた英語の教科書)くらいの大きさと厚さでしたが、重みが違うような錯覚に陥りました(嘘)。今回見せてもらった台本の中に「(息)」という箇所がたくさんあったので、こういうところも表現するのかと聞いたところ、「口で吸うのか鼻で吸うのか、口で吐くのか鼻で吐くのか。役者さんの動きや状況などをしっかり見て行わないと取り直しになるし、何より作品に違和感が出る」とのことでした。言っていることは本当に理解出来ましたし、説得力もあったのですが、私は呼吸の表現1つで「作品に違和感が出る」とは考えたこともなかったので(逆に吹き替え映画を観て、この息遣いおかしくない?となった方がいたら教えて欲しいです)、彼の本気度というか、その道で生きていくという強い決意のようなものを感じました。セリフだけではなく、何度も何度も映像を見直しているそうなので、役者になりきって、その温度感も再現しようとしているのではないかと思います。今まで観てきた吹き替え作品で違和感を覚えなかったということは、そのレベルに至るまでの、声優さんの努力があったということですよね。

そもそも私たちが出会ったのは大学で、全くもってそういった専門の学校、学部ではありません。ごく一般の、普通の四大です。大学の帰り道、「声優をやってみたい」と言っていたことはハッキリと記憶に残っているのですが、声優の教室(?)なども行っていませんでしたし、(何なら授業すらまともに来ていなかったので←内緒)まさか10数年経った将来、その道で食べて行っているとは、当時の私も現在の私も、思ってもいないことでした。当時はそれより先に単位を取得することを考えなさい、卒業しなさいと、全員で言っていたくらいです。そんな彼が今や立派な声優になっているわけですが、私が何より凄いと感じたことは、彼が本当に楽しそうなことでした。やはり声優業界はシビアな世界で、彼も声優1本で生計を立てているわけではありません。そんな中、最近では声優の仕事も増えてきていて、昨年末頃から丸1日休みはないと言っていました。

「疲れた」ではなく、「充実」している。

そういった環境に身を置く彼ですが、「疲れた」「辛い」ではなく、「充実している」が先に言葉として出てきます。まだ声優の仕事が少なかった時と比べて、ということもあるとは思いますが、話をしている彼は今というより、楽しそうに常に先を見ています。「この仕事が決まるように」「やりたいことがたくさんあるから」と。本人からするとまだまだ夢半ばといったところだとは思いますが、(口にすることを恥ずかしがる年齢でもないのでハッキリ言うと)やりたいことや好きなことを突き詰めていくために努力する姿は、カッコイイですし、尊敬や憧れの感情も抱いています。私は何かと理由をつけて諦めてしまいがちなので、彼を見ていると本当に「人生やるか、やらないか」なのかもしれないなと思えます。10を20にするより、0を1にする方が遥かに大変だったりしますからね。ただその「0を1にする」という気持ちを強く持っているかどうかで、彼のように人生がガラリと変わることが本当にあると学んだ気がしました。

周りに頑張っている人がいると思うだけで、意識は前を向くもの。このご時世なかなか上手く行かないことだらけかもしれませんが、そんな時は、たまにはまったり友人とお酒を飲むのも良いかもしれませんよ。(私はその時に備えて、彼の家に焼酎とウイスキーをキープすることにしました)

P.S今でも彼がストレートで大学を卒業したことは、本当に奇跡だと思っていますし、私の辞書に「奇跡」を追加してくれたのは彼です。人生なんとかなるものです。

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