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MoclogのオフログVol.25【スラムダンクの好きなシーンを振り返るSEASON2】

本日もぬるっと始まります、オフログです。

今回もタイトルの通りスラムダンクの好きなシーンを振り返る」をやりたいと思うのですが、前回は初回ながらも、流れるように特別編に突入(そんなことがあるのだろうか)しましたので、今回こそ本編になれるよう、努力をしたいと思う次第です。とは言え、思い付いたことをそのまま文字に起こして行くスタンスの方が「スラムダンク愛」が伝わる気がする(言い訳)ので、脱線もご愛嬌ということで、お許しいただければ幸いです。

さて、早速ですが私の独断と偏見たっぷりで選んだ、好きなシーンを振り返りたいと思います。

「泣かすなよ…問題児のクセに…」(完全版17巻より)

人によっては次の見開き1ページの方が印象が強いかもしれませんので、王道ではないかもしれませんが、最初なので(前回はなかったこととする)、私がスラムダンクを読んで初めて涙ぐんだ場面を選びました。こちらは神奈川県大会の決勝リーグ、全国大会出場をかけた湘北高校VS陵南高校の試合で、試合に勝利した小暮(メガネくん)が桜木に対して言った言葉です。布石(?)として、この試合の3日前、夜遅くに、(桜木いわく親に怒られてまで)桜木の練習に付き合っていたメガネくんは、「オレは3年だから………これが最後だからな もしIH(インターハイ)に行けなかったら…あさっての陵南戦が最後だ」という言葉を口にしています。つまり、冬のウィンターカップまでは残らずに引退する、ということですね。神奈川県の場合、IH予選でベスト8に進出したチームがウィンターカップ予選に参加出来るので(今と昔で異なるのかもしれませんが)、湘北高校ウィンターカップ予選への参加資格はあるはずですが、湘北高校のような公立校では特に、受験勉強などの関係から冬の選抜には残らない(残れない)選手も大勢います。こういった選手もおりますし、同じメンバーで試合、いや部活動そのものが最後になる場合が多く、だからこそ高校生のIHにかける想いは強いはずです。メガネくんもその1人なのだと思います。そのような背景があって臨んだこの試合。試合内容は泣く泣く割愛します(文字数お化けのため)が、桜木の活躍もあり、度重なる苦難を乗り越え、湘北高校は何とか勝利を掴み、IHへの切符を手にします。そして両チーム整列(挨拶)の前、桜木から「引退がのびたな この天才のおかげで!」と言われ、驚いたようなメガネくんの左目がアップとなった後、次のコマでこの言葉が出てくるわけです。桜木もこの言葉の後にいつものようなおちゃらけた笑顔で描かれているのですが、このシーンでは真面目で、真っすぐな表情をしている、このギャップも大好きです。メガネくんは「じーん」と感動している描写こそあるものの、涙は描かれていないので、泣いていたかどうかは定かではありませんが、込み上げるものがあったと思います。勝利の喜びや実感だけでなく、それこそ、桜木が入部してから激動の数ヶ月、高校に入ってからの3年間の思い出などが走馬灯のように蘇っていたかもしれません。それを想像するだけで、私はメガネくんの代わりに(図々しい)涙です。これは完全に憶測ですが、桜木は決してメガネくんを泣かそうとしていたわけではなく、部活動において「引退」という、とても大きく、重みのある言葉は桜木の中にも響いていて、だからこそ「天才のおかげで」と恥を隠そうとしながらも、あえて「引退」の言葉を使って、メガネくんに声をかけたのではないかと思います。

昨年、ウィンターカップを制した福岡県代表、福岡大学付属大濠高等学校片峯聡太監督は優勝インタビューの中で、「一生懸命が報われる世界じゃない。でも、一生懸命を認める組織ではあろうということは常々彼らに話している」「みんながみんな一生懸命やって、みんながみんな認められる、そんな甘い世界ではない。勝負の世界なので」と、このように言っておりました。時代は違いますが、湘北高校のメンバーも似たような気持ちでいたのかもしれません。勝負の世界では、努力をしたものが必ずしも全員良い結果になるとは言えません。それでもメガネくんは素人である桜木の頑張りを認めていましたし、桜木もまた、メガネくんのこの試合にかける想い、懸命さを間違いなく理解していたと思います。このシーンの少し前に、試合の明暗をわけたと言っても良い3ポイントシュートをメガネくんが決めているのですが、こういった勝負の世界の中で、自分の一生懸命が認められ、チームの力になることが出来たと実感していたかもしれませんね。素直に認めあえる仲間とは、なんて素晴らしいものなのだろう、と読み返すたびに思います。

まさかワンシーンだけでここまでの長さになってしまうとは思いませんでしたが、キリの良いところで止めておかないと誰にも認めてもらえない、純粋な問題児になりそうなので、今日のところはこの辺で。あぁ、スラムダンク、最高。

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