朝は戦じゃ、気持ちを上げろvol.5～サラリーマンの日常～【おすすめのポケットチーフ】

スーツを新調すると、やる気が出ます。また明日から頑張ろうと。そのスーツを着用した時もまた、今日も（早く帰るために）やってやろう、そんな気持ちになります。どこか学生時代にバッシュ（バスケットシューズ）を新調した日、早く履いて練習がしたいと感じた、記憶の片隅に辛うじて残っている、あの青春の記憶と重なる部分もあります。

しかし、忘れてはいけません。スーツはお高いのです。お高いからやる気が出るのも当然。そもそも。やる気があるからスーツを新調するとも考えられますよね。（自分で書いていて、そうかもしれないと感じております）実際に私も、ボーナスが出た際や、たまたまお小遣いが旅立たず、傍にいてくれた時に購入しておりました。もちろん、私のようにスーツを眺めるだけでやる気が出てきて、かつ、資金力に余裕がある方（つまり私以外の方）は、その日のノリで購入することもありだと思います。ですが現実問題、お金はいつ入用になるかもわかりませんし、思いがけない出費が重なり、思い通りに貯金が出来ない方も多いのではないかと考えております。

そこで本日は、スーツを新調するのではなく、既存のスーツにひと手間かけてモチベーションが向上するアイテムをご紹介します。

それはズバリ、ポケットチーフです。

ポケットチーフの値段はピンキリですが、比較するまでもなく、スーツより手が届きやすいお値段です。加えて、今あるスーツに合うポケットチーフ探しを始めるだけで（私の場合）楽しくなりますし、それを見つけた瞬間はもう、（私の場合）気持ちの高ぶり、俗に言う高揚感が凄い（語彙力なし）です。どうしてもスーツだけでは単調になりやすいという点もありますし、ワンポイントのアクセントとしても重宝します。何より、今お持ちのスーツの魅力が格段に上がりますし、同じスーツでも、全く違う表情を醸し出してくれます。例えスーツの数が少なくとも、その日の気持ちに合わせたスーツへと変身させましょう。

お気に入りのポケットチーフコレクション

それではご紹介します。1点目はこちらです。

白のポケットチーフ（麻-リネン）です。私のようにスーツ沼初心者の方は、まずこちらを検討されてはいかがでしょうか。こちらはスーツの色や柄などに左右されず、どんなシーンでも悪目立ちしませんので、ほぼ全てのスーツに合うと思います。生地が麻（リネン）としているのは、シルクと比べ光沢がなく、簡単に言えば、華やかになりすぎることを抑えてくれるからです。ビジネスで着用すると考えた場合、突然の打ち合わせや、取引先の訪問など、社外の方とお会いする機会も想定されます。私個人の感覚ですが、第一印象は一歩引いたスタンス（様子見の感覚）が良いと考えているので、こういった場面では、ある程度主張を抑えた、万人向けのポケットチーフが良いと思います。その点、麻の物はオシャレになりつつ、控えめな印象となるのでオススメです。

続いてはこちらです。

全体は紺色で、端がワインレッドになっているポケットチーフです。私の感覚として、あまりやりすぎない（＝主張しすぎない）もの、それでいて（人とかけ離れた残念な）個性を出せるものを選びました。端がワインレッドになっているので、控えめながらも、存在感はある1枚となります。こちらに紺色のスーツやネクタイを合わせたりもしますし、グレーのチェック柄スーツと合わせても、違和感なく使用することが出来ます。こちらも生地は麻となります。

最後はこちらです。

シルク生地、ペイズリー柄のポケットチーフです。散々、主張しすぎないだの、生地は麻だのとお伝えした後にこちらで申し訳ないですが、このようなカジュアルなものも所有しております。こちらを購入したきっかけは「服装自由の会社で勤めることになったため」でしたので、服装はスーツとしっかり規定がある会社で勤務するとなった場合は、選ばなかった1点だと思います。実際にこちらを着用した際の感想としては、スーツの華やかさが倍増すると感じました。（同時に、TPOをわきまえる必要があるとも感じたので、注意が必要）基本的にポケットチーフはスクエア型にして入れることが多いのですが、こちらに関してはパフドスタイル（全体を広げて中心をつまみ上げ、下を握ってそのままポケットに入れるやり方）で着用しておりました。こういった柄のポケットチーフは、あえてポケットから大きく出す方が、ポケットチーフそのものの良さを最大限に引き出せるのではないでしょうか。ちなみに、柄に限らずシルク生地はサラサラとしていることが1つ特徴となるので、ポケットチーフをスクエア型で着用した場合、しっかりとポケットの深みを計算して折らないとポケットチーフが中に入り込んだり、形が崩れたりしますのでお気を付けください。（私のやり方が悪かった可能性有）